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【たくあんは塩分が高い?】漬物の塩分表

「たくあんは塩分が高いから食べるのを避けましょう」とお医者さんから言われた経験がありますか?

しかし、普段使う「しょうゆ」や「みそ」も塩分がある、となんとなく聞いたことある人もいると思います。

この記事では、それらの塩分がどの程度の量で、どの程度なら食べてよいのか、ということを解説していきます。

漬物の塩分ランキング!

この記事では、15位まで掲載しています。

出典は、日本食品標準成分表2020年版(八訂)です。
()内のグラムは、可食部100g当たりの塩分相当量です。

15位:しょうがの甘酢漬(2.0g)

15位は、しょうがの甘酢漬です。

しょうがの甘酢漬は、「ガリ」と呼ばれることが一般的です。

多くの場所で手軽に購入可能です。


14位:茄子の漬物(2.2g)

14位は、茄子の漬物です。

茄子の漬物は、色落ちなどが著しく、品質面で配慮が必要な漬物です。

スーパーマーケットで購入可能です。


13位:野沢菜漬(2.4g)

13位は、野沢菜の漬物です。

野沢菜は、もともとは信州を中心に栽培されていた野菜で、漬物としては、葉と茎の部分を使用します。

スーパーマーケットなどでも購入可能です。


12位:たくあん 干し大根漬(2.5g)

12位は、干し大根を使ったたくあんです。

干し大根ってなに?という方に向けて、別の記事で干し大根について解説します。

一部にスーパーマーケットでは取り扱われていないこともあり、年々希少性が高まっています


11位:べったら漬(2.8g)

11位は、べったら漬です。

べったら漬は、大根の麹漬の一種で、東京の名産品の一つとして発祥しました。

ぬか床で長期間漬け込むたくあんとは異なり、甘さが特徴的な大根の漬物です。

スーパーマーケットなどで多く売られています。


10位:白菜キムチ(2.9g)

10位は、白菜のキムチです。

白菜キムチは、キムチの中で最も消費量の多い種類のキムチです。

スーパーマーケットなどでも、白菜キムチだけで豊富な種類が揃えられていますよね。


8位:たくあん 塩押し大根漬(3.3g)

8位は、塩押し大根を使用したたくあんです。(同率でもう一つあります。)

塩押し大根ってなに?という方には、別の記事で塩押し大根について解説します。

簡単に言うと、スーパーマーケットで売られているもので比較的低価格で買えるものは塩押し大根を使ったたくあんです。


8位:しょうがの酢漬(3.3g)

8位は、しょうがの酢漬です。

しょうがの酢漬は「紅生姜」です。

スーパーマーケットやコンビニなどで手軽に購入できます。


7位:守口漬(3.6g)

7位は、守口漬です。

守口漬は、愛知県や岐阜県の一部で栽培されている守口大根を酒粕に漬け込んだ漬物です。

スーパーマーケットで売られていることもあります。


5位:しば漬(4.1g)

5位は、しば漬です。(同率でもう一つあります。)

本来は茄子の乳酸発酵させた京都の三大漬物の一つでしたが、現代では塩蔵きゅうりを使用してしば漬風調味酢漬が多く流通しています。

本来のしば漬をお求めの方は、場所を選ぶ必要があります。


5位:きゅうりのしょうゆ漬(4.1g)

同率5位はきゅうりのしょうゆ漬です。

しょうゆに、塩分が多く含まれているので、しょうゆ漬にも塩分が多く含まれているのは納得できますね。

一般的に良く売られている「キューちゃん」などのきゅうりのしょうゆ漬は100g包装なので、食べすぎには注意が必要かもしれません。


4位:奈良漬(4.8g)

4位はしろうりの奈良漬です。

奈良漬は、酒粕に何度も漬け替えて作られます。

奈良漬は、アルコール度数が高いので長期間保存が可能です。
(酒気帯び運転になる可能性もあるので注意が必要です。)


3位:福神漬(5.1g)

3位は、福神漬です。

福神漬と言えば、カレーライスには欠かせない漬物ですね。

福神漬は、大根を主に使用し、ナスやレンコンなどの7種類の野菜類をしょうゆ漬けにしたものです。

スーパーマーケットやコンビニなど、多くの場所で手に入りますね。


2位:梅干し(7.6g)

2位は、梅干しです。

梅干しはクエン酸が多く含まれていて、酸っぱい食品と言えば梅干し、という印象です。

スーパーマーケットでも良く売られていますね。


1位:ザーサイ(13.7g)

堂々の1位は、ザーサイでした。
2位の梅干しの倍近くですね。

ザーサイと言えば、中国発祥の漬物です。現在は、茨城県や神奈川県でも生産されています。

日本で入手するには、中華街や業務用スーパーなどで手に入れられます。


一日の塩分摂取量について

成人の一日の塩分摂取量の目安は、以下の通りです。
出典は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」です。

男性女性
7.5グラム未満6.5グラム未満

塩分のとりすぎは、健康リスクを高めると言われています。
代表的なものは、高血圧です。塩分をとりすぎることで、血液中のナトリウム濃度が高くなり、浸透圧を一定に保とうとするために血液量が増え、その結果血管壁への負担が大きくなり、血圧が上がると考えられています。


漬物を食べて良い量

成人男性の例で考えてみると、
一日に7.2gの塩分摂取をするとして、一食当たり2.4gの塩分摂取に抑える必要があります。

2.4gだと、干し大根のたくあんを100g食べると2.5g含まれているのでそれだけで過剰摂取になってしまいます。

ただ、たくあんを100g食べるということは、一切れが5gだとすると、20切れ食べることになります。

20切れのたくあんを一食で食べることは少ないのではないでしょうか。
(お皿に盛られているのはだいたい2切れ~4切れ程度ですよね。)


【番外編】漬物以外の塩分ランキング!

乾燥カットわかめ(23.5g)

乾燥カットわかめは100gあたり、23.5gの塩分が含まれています。

水に戻すと8倍~10倍になるので、食べる際には、この数字より低くなります。


しょうゆ(14.5g~16.0g)

うすくちしょうゆは、100gあたり16.0gの塩分が含まれています。
こいくちしょうゆは、100gあたり14.5gの塩分が含まれています。

しょうゆは料理などに使う機会が多いと思うので、使い過ぎには注意が必要です。


みそ(10.7g~13.0g)

米みそは、100gあたり12.4g~13.0gの塩分が含まれています。
豆みそは、100gあたり10.9gの塩分が含まれており、麦みそは、100gあたり10.7gの塩分が含まれています。