【話題の!?】料理用のたくあんとは?

たくあんを料理の食材として使ったことはありますか?
食感が良く、程よい塩味を感じられる甘すぎないたくあんを食材として使うと、おいしくアクセントのある料理を作れます。
目次
たくあんを使った料理
最初にたくあんを使った料理のレシピを3つご紹介します。
1.たくあんポテトサラダ

たくあんの食感がポテトサラダと相性抜群です。
程よい塩味が効いているたくあんだと、なおおいしく感じられます。
2.まぐたく丼

簡単に主食として作れる一品です。
買い置きしておいたたくあんがあれば、良いアクセントになって飽きにくいです。
3.たくあんクリームチーズ和え

ワインなどの洋酒と相性が良いおつまみです。
たくあんの塩味と食感がクリームチーズと良いバランスでクセになります。
そのほかのレシピも毎週2つ追加されています。
たくあんを料理に使うメリット
料理にたくあんを使う人は、たくあんのメリットをよく理解しています。
たくあんを料理に使うメリットは大きく4つです。
1.良い食感を楽しめる
たくあんと言えば、口に入れて噛んだ時の歯応えの良さが特徴的です。
ポリポリと音を立てて食べられるのは、他の食品には珍しい特徴です。
(歯応えが良すぎて、歯が弱い人は食べられません。)
この食感を活かして、チャーハンやポテトサラダなど、日常的に食べる頻度が比較的多い料理に使うと、飽きが来ず、アクセントになってきます。
小さいお子さんも喜ぶことが多い印象を持っています。

2.程よい塩味を加えることができる
たくあんは、比較的塩分が多く含まれている食べ物として知られています。
塩分は摂りすぎは健康のためによくありませんが、おいしい料理を作る上では、重要度が高いポイントです。
その塩分を、たくあんによって加えることができます。
料理レシピなどによくある、「ひとつまみ」を1g程度とした場合を考えてみます。
たくあんは一切れが5g程度で、5%ほどの塩分が含まれているとすると、20gのたくあんで1gの塩分が含まれていることになります。
20gのたくあんを使って、ひとつまみの塩分なので、料理に使っても摂りすぎにはなりにくいのではないでしょうか。

3.見た目の彩りが良くなる
たくあんは、黄色い見た目が特徴的です。
着色料が使われることも多いですが、着色料を使わなくても自然に大根が黄色くなり、見た目に特徴を持ちます。
料理のおいしさは、見た目がきれいであることにも左右されると言われています。
たくあんに対して、着色料を使われて健康に悪いという印象を持っている人がいますが、合成着色料(黄色◯◯号)を使ったたくあんの流通量はかなり少なくなっています。(5%以下だと思います。)
自然な黄色さがあるたくあんは、料理をお皿に持った時に、彩りよく食卓を飾ってくれます。

4.買い置きがしやすい
たくあんは、漬物の中でも保存性が高いものが多く、賞味期限が長いのが特徴です。
(製造日から150日ほど、賞味期限のある商品もあります。)
また、常温保存が可能なので、冷蔵庫のスペースを占有しません。
(開封後は、冷蔵庫に保管して早めに食べましょう。)
野菜だと野菜室を占有したり、鮮度が落ちるので早く食べないといけないという問題がありますが、たくあんであれば、常にストックしておくことが可能です。

料理に使うたくあんの特徴
では、どのようなたくあんを料理に使えば良いのでしょうか?
スーパーマーケットなどで売っているたくあんで良いのでしょうか?
料理に向いているたくあんをよく選ぶ必要があります。
料理に使うたくあんには、大きく4つの特徴があると良いでしょう。
1.歯応えが良いたくあん
たくあんの歯応えは、大きく3つのポイントが重要です。
素材の大根の肉質
白首大根というたくあん用の大根を使用し、その中でも肉質の良い品種を使うことが最終的なたくあんの歯応えに影響します。
当然ですが、大根を育成する際の環境も重要で、大根栽培に適した気候や土壌で育てられた大根は格別です。
干すか干さないか
収穫した大根は、水分を抜いた後にぬか床に漬け込みます。
その水分を抜くために、天日干しするか、食塩で脱水するか、燻すかという3つの方法があります。
いずれの方法においても水分は抜けるのですが、中でも天日干しは、水分が抜けやすく歯応えが良くなります。
漬け込む際にかける重し
食塩で脱水する際や、ぬか床で漬け込む際は、隙間がないように大根を並べ、その上から重石を乗せます。
その重石の重さが重いと、90%以上が水分である大根から水分が抜けて、歯応えの良い大根になります。
よく水分が抜けた大根は、収穫時が1kgに対して、たくあんとして250g~400gのものです。
以上の3つのポイントが、飽きの来にくい料理になるためのたくあんに重要なポイントです。
2.塩味がして甘くないたくあん
たくあんは、塩分が高い一方で、多くの甘味料などが使われています。その結果、塩辛さが甘さによって緩和され、塩辛さを感じにくくしてあるたくあんがあります。
一方で、そのような甘さがあるたくあんは、料理に向いていないことが多いです。
漬け込む際の塩分濃度が高く、たくあんの中心まで食塩が浸透しているたくあんが料理に向いています。
甘味料の甘さは、日常的な料理に使われることが少なく、その甘さに慣れていないので、料理としてはおいしく感じられないことが多くあります。
3.合成保存料を使用せず、きれいな黄色いたくあん
適度な黄色さがあるたくあんは、食卓の彩りをより良くしてくれます。
合成保存料が使用されているものは、過度に鮮やかなので見た目を不自然にすることがあります。
着色料を使っていないたくあん、もしくはクチナシなどの天然由来の着色料を使用しているたくあんであれば、自然に料理を明るくします。

4.常温で賞味期限が長いたくあん
買い置きして、お手軽に料理をするための常備食材としてストックしておくと使い勝手良いです。
野菜などは買い置きがしにくいので、大根の漬物であり、食物繊維やビタミンB1などを豊富に含むたくあんは野菜不足の方にもおすすめです。
賞味期限が3ヶ月以上あり、常温で保存できるものは、買い置きしやすいのではないでしょうか。
(漬け込み期間が短いものや、ノンボイルのたくあんは賞味期限が短いものが多いです。)
賞味期限が長いたくあんを選んで買い置きして常備できるものがおすすめです。
食材としてのたくあんの良さ
たくあんは、漬物の一つであり、日本の伝統的な食文化を支える食べ物です。
現在多く流通している甘くて柔らかいたくあんではなく、伝統的な塩味を感じられ歯応えのあるたくあんは、食材として料理に使うことにも向いています。
保存性が高く、嗜好性もあり、彩りのよいたくあんをぜひ食材として使ってみませんか。