漬物の賞味期限は短い!【3分で分かります】
「冷蔵庫の奥から賞味期限切れの漬物が出てきたけどまだ食べられるの?」
「漬物は腐らないって聞くけどホント?」
「手作り漬物の賞味期限は何日くらい?」
このような悩み抱えていませんか?
漬物を買ったまま冷蔵庫に閉まって忘れることありますよね。
気がついたら賞味期限が切れていて、捨てようか迷ったり…。
自分で作った漬物も賞味期限が分からないからどうすれば良いか困りますよね。
本記事では「賞味期限切れの漬物は食べても大丈夫なのか?」「手作り漬物を長持ちさせる方法」など以下の3項目でお話ししていきます。
- 漬物の賞味期限はいつまで?【漬物は腐ります】
- 手作り漬物の賞味期限を長持ちさせる方法
- 賞味期限切れの漬物はいつまで食べられる?
ぜひ最後までお読みください。
目次
漬物の賞味期限はいつまで?【漬物は腐ります】
漬物の賞味期限と聞くと「期限は無いのでは?」と考える人もいますが、漬物も必ず腐ります。
他の食材に比べたら腐りにくいと言う話しで、永遠に食べられるわけではありません。
では、漬物の賞味期限は一体どれくらいなのか?本章でお話ししていきますね。
市販の漬物は賞味期限どれくらい?
【未開封】
市販の漬物は、商品によって違いますが30日〜180日であることが多いです。
【開封後】
市販されている漬物は密閉処理されているので、開封したら急激に劣化が進みます。
保存料の有無にもよりますが、3日程度を目安に食べてください。
市販の漬物とは違い漬物専門店の商品は保存量・着色料など不使用なことが多いので、漬物専門店で購入したら早めに食べてください。
長持ちする漬物の特徴は?
先程お話しした保存料や着色料も関係しますが、その他に塩分濃度が関係しています。
塩分濃度が高いと細菌の繁殖を抑えられるので長持ちしやすいです。
菌の繁殖を抑える塩分濃度は以下のように考えてください。
微生物生育の適温は30~40℃くらいです。漬物の保存はなるべく低温の場所で保存しましょう。
漬物の保存性を良くするには、食塩を増やすことが有効です。
塩の濃度が10%程度なら、大多数の腐敗菌の繁殖が抑えられます。
保存期間、保存温度に応じて、適量使用しましょう。
引用元:つけもの大学 漬物の暑さ対策 ~保存性を高める方法~
また、塩漬けは700年代の書物に出てきていますが、塩は長期保存に適している材料なので古くから知られています。
手作り漬物はどれくらいの賞味期限が最適?
手作り漬物はの期限は見た目や臭いで判断してください。
評価する基準は以下の通り
- 酸っぱい臭いがする
- 糸を引いたようにネバネバしている
- カビが発生している
同じぬか漬けでも水分の多いキュウリと水分が少ないニンジンではキュウリの方が日持ちしません。
漬け方が同じでも食材によって劣化の速度が違うため、見た目や臭いで確認してください。
それと、酸っぱい臭いがしたりネバネバしていると食べたくないですよね。
カビはもう見てられないですね。
どの食材にも当てはまる事ですが上記の特徴が現れたら即座に処分しましょう。
手作り漬物の賞味期限を長持ちさせる方法
「手作りしたのに捨てるのがもったいない」と感じる方もいると思います。できるだけ長く保存したいですよね。
本章では漬物を長持ちさせるちょっとしたコツをお話ししますね。
空気に触れさせない
できるだけ空気に触れさせないことが大切です。
例えるなら真空パックです。
真空パックは食材と空気を触れさせないことで、酸化を防いでいます。
酸化させないことで長期間保存することができます。
真空パックが自宅でできる真空パック器も販売されているので保存期間を伸ばしたい方はぜひ試してください。
塩分濃度を変える
先ほどもお伝えしましたが、塩は細菌の繁殖を抑える効果がありますので、長期保存に最適なアイテムです。
漬物を長持ちさせたい場合は、普段より多めに塩を入れることで保存期間を伸ばすことができます。
冷凍保存はオススメできない
長期保存の代表として冷凍保存がありますがオススメできません。
野菜など水分の多い食材を冷凍すると、漬物の醍醐味であるシャキシャキ感が失われてしまいます。
せっかく食べるなら歯応えも感じながら食べたいですよね。
どうしても冷凍する必要がある場合を除いて、できる限り冷蔵保存でお願いします。
賞味期限切れの漬物はいつまで食べられる?
冷蔵庫の奥から出てきた期限切れの漬物…見た目や臭いは大丈夫そうでも食べてもいいか迷いますよね。
結論を言うと少し過ぎている程度なら大丈夫です。
賞味期限は「美味しく食べられる期限」なので多少過ぎていても問題ありません。
消費者庁の食品の期限表示について記載されている資料を確認すると、賞味期限が過ぎていても「まだ食べられる」と表示されているのですぐに食べられなくなるわけではありません。
まとめ
漬物の賞味期限は多少過ぎていても食べられます。
臭い・粘り気・カビの発生などで判断して少しでも怪しいと感じたらすぐに処分しましょう。
心配な方は、真空保存や塩分を多めにして長期間保管できるよう対策を行ってもいいです。
漬物が美味しく長く味わえるよう工夫をしてみてください。