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漬物の持つ健康パワーで免疫力アップ&美肌を手に入れよう!

漬物は古来から食卓には欠かせないご飯のお供として愛されています。
漬物といえば箸休めだったり他のおかずの引き立て役的な地味な存在ですよね。
しかし近年では健康に及ぼす良い影響が注目されているんです!

”でも漬物って塩分多いし体に悪いんじゃないの?”

こんな風に思っている人も多いはず。

この記事を読めばそんな疑問も解決します!
漬物の持つ健康パワーを解説していきます。

 

健康食品として注目されている

近年漬物は栄養素の高さや手軽さ・保存性などの観点から健康食品として注目を集めています。

毎日食べる漬物だからこそ、どのように良いのか理解しておきたいですね。

 

野菜不足を補う

野菜の1日に必要な摂取量は知っていますか?
350gも必要なんです。
厚生労働省の調べによると野菜摂取量は平均で60g以上足りません。

参考文献:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト 野菜、食べていますか?

食卓に漬物を添えるだけである程度の野菜不足を補うことができます。
漬物は生野菜で食べるよりカサが少ないので食べやすくオススメです。

 

たくさん咀嚼する

漬物は水分が抜けているためポリポリと歯ごたえが良く、たくさん咀嚼します。
よく噛むと脳の働きが活発になり脳の老化を防止します。

また、唾液がたくさん分泌されることで消化酵素が働き胃腸への負担が軽くなります。

満腹感も得られやすく食べ過ぎも防げるなど良いことづくめです。

 

漬物が持つ健康効果3選


どんな栄養があって健康に良いのか知っておくと、さらに美味しくいただけるようになりますよ!

 

乳酸発酵で免疫力向上

野菜を長時間漬け込むと、もともと野菜に付着していた乳酸菌が糖質を分解することで乳酸になります。
その過程を乳酸発酵と言います。

漬物は非加熱で食べることで生きたまま乳酸菌が腸に届き、腸内で善玉菌になり腸内環境を整えてくれます。

腸が健康になると免疫力アップや代謝アップ・美肌効果など様々な健康効果が期待できます。
腸内細菌と健康について詳しく知りたい方は厚生労働省の健康情報サイトをご覧ください。

参考文献:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト 腸内細菌と健康


浅漬けは乳酸発酵を伴わないので、乳酸菌を摂取したい場合は向きません。

ぬか漬けや粕漬け、味噌漬けなどがオススメです。
乳酸キャベツの名で話題になったザワークラウトも乳酸発酵食品です。

塩漬けなので材料も少なく、キャベツ以外の野菜でも食材に対して2%の塩で漬けるだけなので手軽に作れるのが魅力です!

 

非加熱で効率的にビタミンやカリウムを摂取

野菜に多く含まれているビタミン類。

特にビタミンB群は代謝ビタミンともよばれており、生きていくのに必要なエネルギーを作ります。
しかしビタミン類は熱に弱く、加熱すると水溶性のビタミンB群やビタミンC・カリウムなどは壊れてしまいます。

ところがナスはカリウムが豊富ですが生のままでは食べにくかったり、他にもビタミンCが豊富なラッキョウなど生食しづらい野菜はたくさんあります。

そこで漬物にすることでビタミンをあまり損なわず、効率的に摂取できます。
ビタミン類をサプリメントで補っている人も多いですが、漬物なら他の栄養素も一緒に摂れますよ!

 

食物繊維が豊富

漬物には食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維はお通じが良くなったり善玉菌のエサになるため腸内環境を整える役割があり、乳酸菌と同じく免疫力アップ・代謝アップ・美肌効果などが期待できます。

ところが食物繊維の1日の必要摂取量は18〜20gですが、日本人は7割程度しか摂取できていません。

日本人の平均食物繊維摂取量は、1950年頃には一人あたり1日20gを超えていましたが、穀類・いも類・豆類の摂取量の減少に伴い、低下している現状です。最近の報告によれば平均摂取量は一日あたり14g前後と推定されています。

特に食物繊維の含有量が多いゴボウやラッキョウの漬物なら60g程度、小皿に軽く盛り付けるくらいの量で十分不足分を補えます。

ラッキョウなら甘酢漬けを1日で5〜6粒程度、毎食1〜2粒食べるだけで補えます!

 

”漬物は健康に悪い”は間違い!


よく漬物は塩分が高いから健康に良くない・食品添加物が多く使われているなどのマイナス面を耳にします。

しかしそれは古い知識なのです。
アップデートして正しい知識を身につけましょう。

 

市販の漬物は塩分控えめも多い

塩分濃度が高い方が保存性がよく、昔は塩分10%以上の漬物が主流でした。
そのため塩分の取りすぎで高血圧になり、動脈硬化・脳卒中・心筋梗塞などのリスク増えるといったマイナス面が指摘されていました。

しかし現在では塩分濃度を減らすために冷蔵庫内で漬けるなどの企業努力の成果で塩分濃度5%以下の漬物も多く販売されています
また、家庭でつける場合は塩の量を調節したり、塩もみした後にサッと水で流すなどの対応もできます。

いくら塩分濃度が低くなっていてもたくさん食べすぎれば塩分過多になってしまいます。

 

食品添加物のがたくさん!?そんなことはりません

確かに市販の漬物には食品添加物が使われているものも多くあります。

賞味期限を伸ばすなどの目的で使用されており、厚生労働省が定める食品衛生法に従って製造されています。
そのため人体に悪影響を及ぼすほどの量や薬品は当然ですが使用されていません。

酸化防止剤のアスコルビン酸や保存料のソルビン酸カリウムなど他の食品にも使用されているものばかりです。
無添加の漬物も市販されているので、どうしても気になる場合は無添加の物を選ぶか自家製にすると良いでしょう。

 

まとめ

今まで脇役でなんとなく食べていた漬物が実は主役級に健康に良いんです!

こんなに良いことづくめだとますます欠かせなくなりますよね。
簡単に自家製できるレシピも多数あるので挑戦してみるのも良いかもしれません。

食べ過ぎには注意して漬物で健康を手に入れてください。