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漬物って何種類あるの?【意外と知らない9種類の漬け方】

「漬物作りたいけどどんな種類があるかわからない」
「浅漬けや塩漬けの違いってなに?」
「漬物作りって難しいそうだよね…」

このような悩み抱えていませんか?

漬物ってたくさんあって何を選べば良いか迷いますよね。
作り方も難しそうだし、スーパーでも何十種類も販売されていて違いもよく分かりませんよね。

本記事では漬け方の特徴や、ご当地の漬物などを以下の4項目でお伝えします。

  • 9種類の漬物を紹介!【マニアックな漬物も!】
  • 東北〜九州のご当地漬物一覧!
  • 3種類の定番野菜 おすすめの漬け方
  • 漬物は野菜のビタミンを豊富に残せる

ぜひ最後までお読みください。

9種類の漬物を紹介!【マニアックな漬物も!】

漬物の種類はと聞かれていくつ思い浮かびますか?浅漬け・ぬか漬け・塩漬けなど多くの家庭でも取り入れていたり、辛子漬けや醤油漬けなど少しマニアックな漬物などたくさんあります。本章では漬物の種類について解説します。

1.浅漬け

食材を調味液に入れて短時間漬ける漬物です。
大根やきゅうりなど様々な野菜を使って気軽に作れます。

ジップロックや浅漬け器に、一口大に切った野菜と塩を入れて混ぜたものを数時間寝かせれば浅漬けの完成です。

1品足したい時に気軽に作れるのでぜひ試してください。

2.ぬか漬け

ぬか漬けはぬか床に野菜などを漬けた漬物です。

ぬか床は米ぬかに水・塩を混ぜて発酵させたもの。
ぬか漬けは植物性乳酸菌を多く含む発酵食品なので栄養価も期待できます。

植物性乳酸菌について詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。

漬物の乳酸菌は美容と健康に欠かせない! 【乳酸菌の効果4選】

3.塩漬け

塩漬けは食材を長期保存するときに使われる方法。
700年代の書物に塩漬けのことが記載されており、最も古くから取り入れられている漬け方です。

塩漬けの特徴として細菌を繁殖させにくくする効果があります。

4.粕漬け

お酒を搾ったあとにできる酒粕に魚や野菜などを漬け込んだものです。
米を麹や酵母などで発酵させてもろみを造り、もろみを絞ったものが日本酒。残りの固形成分が酒粕です。

酒粕も栄養がたっぷり含まれています。

5.酢漬け

酢に漬けた漬物です。酸による防腐効果と、酸味による食欲増進の効果があります。
らっきょうは酢漬けの代表的な食べ物で下処理も簡単で手軽に作れるのでおすすめです。

6.味噌漬け

野菜など食材を味噌に漬けたもの。
味噌にみりんや醤油を加えて床(とこ)を作ったら食材を漬ける。塩分が強いので長期保存に最適。

7.麹漬け

麹に砂糖や塩を混ぜた床(とこ)に野菜・鶏肉・魚などを漬けたもの。
野菜はいったん塩漬けしてから漬けて、鶏肉や魚は塩でしめてから漬けると麹のうまみや風味が食材に移り味わい深くなります。

8.醤油漬け

醤油に調味料や香辛料を加え、塩漬けさせた食材を漬けて作る漬物。
代表的な醤油漬けとして福神漬けや松前漬けがあります。

9.辛子漬け

野菜を塩漬けした後、酒や麹などを混ぜた辛子に漬けた漬物。

東北〜九州のご当地漬物一覧!

漬物は地域によってさまざまなものがあります。地域の風土や気候から生まれた漬物をお伝えしますね。
気になった漬物があったらぜひ一度食べてみてください!

東北地方

燻煙(くんえん)乾燥という独自の乾燥法で燻製にしてから、ぬか漬けにする秋田県の「いぶりがっこ」や、かりもり瓜に詰め物をした岩手県の「金婚漬」宮城県の「仙台長茄子漬」など個性豊かな漬物が多数存在していることが特徴です。

関東地方

日光のらっきょうたまり漬けや、上野の福神漬けなど今でも知名度がある代表的な漬物が多いことが特徴です。

中部地方

野菜の漬物が多い地域。日本3代大漬け菜の野沢菜や良質な大根で作られるたくあん漬けは全国的に有名です。

近畿地方

なら漬け・千枚漬け・すぐき漬けなど伝統的な漬物が多い地域。良質な水を使って作る銘酒が多いことから、銘酒の酒粕を床(とこ)として漬けたのがはじまりとされている。

中国地方

中国地方の漬物は山を隔てた山陰地方と山陽地方で違いがあります。山陰地方では島根県の「砂丘らっきょう」鳥取県の「葉わさび漬け」があります。山陽地方では広島県の「広島菜漬け」山口県の「寒漬け」があります。

四国地方

四国地方も野菜を使った漬物が発達している地域です。干した大根を塩と麹に漬け込んで作る徳島県の「阿波たくあん漬け」。赤色のカブが特徴的な愛媛県の「緋のかぶら漬」。高知県のしば漬け「旬菜かぐら」が有名です。

九州地方

古くから中国大陸や東南アジアとの交流があった地域なので海外から持ち込まれた漬物が多くあります。

例えば福岡県の筑後地方で有名な「高菜」は原産国は中央アジアでシルクロードを通じて日本に入ってきたと言われています。
また、長崎県の「唐人菜漬」は名前の通り、唐から伝わった漬物です。九州地方は異国文化が交わった個性ある漬物が魅力的です。

3種類の定番野菜 おすすめの漬け方

さまざまな漬物をお話してきましたが、食材にあった漬け方など、どれが良いか分かりませんよね。
正解はありませんが、おすすめの漬け方を日常でよく使う食材を例にして解説します。

大根

大根はたくあん漬けがおすすめです。

浅漬けや酢漬けなどありますが、たくあんは大根ならではの漬物なので、ぜひ作ってほしいです。
少し手間はかかりますが試してみてください。

当社でもたくあんを製造販売しています。ぬか床には香りをつけるナスの葉や味に深みを持たせる唐辛子などが含まれている商品にあります。ここにしかない独特の風味を感じることができます。一度試してみてください。

キムラ漬物商品一覧

きゅうり

きゅうりは浅漬けがベストです。

きゅうりも汎用性が高くさまざまな漬け方があります。
皿数を増やしたいときに手間をかけることなく作れるので、品数に困ったら取り入れてください。

かぶ

かぶも浅漬けがベストですl
きゅうり同様に汎用性が高く、料理の品数で困った時の救世主となります。

漬物は野菜のビタミンを豊富に残せる

漬物は野菜のビタミンをたくさん残せます。
ビタミンは熱に弱く加熱調理すると失われてしまいます。

効率的に摂取するにはサラダなどで生の状態で食べることが望ましいですが、生で食べられる野菜は淡色野菜が中心で、1日に必要なビタミンを考えると大量に摂取しなければなりません。

しかし、漬物は生の状態では食べにくいナスや高菜など緑黄色野菜でも熱を加えず食べることができるので、ビタミンが失われることも少ないです。
さらに、水分も抜けてかさが減るので無理なく食べることが可能です。

参考文献:宮崎県高原町 「日本の伝統食、いま見直される漬物の栄養」について

まとめ

漬物には浅漬け・ぬか漬け・塩漬けといった代表的なものから、辛子漬けや醤油漬けなどマニアックな漬物までさまざまな種類があります。
さらに、異国文化が交わった漬物や、気候や風土を生かした漬物など地域によって違います。

気になった漬物がありましたらチェックしてみてください。